将来の資金需要に対しての準備をする場合、気をつけておかなければならない事があります。
それはインフレの問題です。
インフレとはここでは『物やサービスの値段が上がって、相対的にお金の価値が下がってしまう事態』を指しています。
仮に、今後インフレ率(物価上昇率)1%で進んだ場合では、現在100円え買えるものが20年後には122円無ければ買えない事になります。
これがインフレ率3%で推移した場合には180円必要になります。
将来必要となる金額はインフレの影響で大きく変わってしまうのです。
ですので、お金が必要になる時期の金額である将来価値で計算しなおす必要があります。
この将来価値は、予想するインフレ率によって大きく変わります。
例えば、20年後で考えた場合、インフレ率が年1%ずつ進行した場合では「現在の価値の1400万円」は1.22倍の1708万円となります。
ンフレ率2%で進んだ場合は2080万円、3%だと2430万円となります。
仮に目的が『年金を補う』という事であれば、現在の価値で1400万円相当額を準備しなければ目的は達成できません。
ですから将来の目標金額の設定にはインフレを十分考慮する必要があるのです。
『インフレを考慮する』といっても、今後どれくらいでインフレが進んで行くかを正確に予測する事は、経済の専門家でも不可能な事と言えます。
しかし、将来の備えのために『計画的に積立を行う』または、『手持ちの資金の運用をする』場合にはインフレを十分意識した計画を立てなければ、目標額を達成できても、目的が達成出来ない可能性があります。
その為、少々高めのインフレ率を予測の中に入れて計画を立てておく事が必要かもしれません。また、定期的に目標額や積立計画などを見直す必要もありあます。
予測のもとに立てた計画ですからその予測が目的達成の為に適切かどうかの見直しを定期的に行う事は大変重要です。
一応の予測インフレ率で計画を立てて年毎に見直すと確実でしょう。